お花見1【特別史跡五稜郭/5月4日】

ブログの更新をさぼっていたので旧聞ですが。
今年の五稜郭の桜風景をお伝えします。

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◆この日は風が強くて。花冠ごと落ちてきた桜(ソメイヨシノ)。
 飲料メーカーさんからの広告はいただいておりません。

江戸時代末に奉行所を設置するために築城されたのが五稜郭。
戊辰戦争(箱館戦争)の最後の舞台となり、
とくに新選組出身の土方歳三なども関わっていたこともあり、
洋式城郭としての「武」の面がクローズアップされることが多い。
しかし、本来の五稜郭(亀田御役所土塁)は、
蝦夷地(北海道のこと)統治の政治的中心地だったという
とらえ方が実情に沿うようだ。

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◆こいつらは、妙に突端が好き。鳥も人もカップルが目立つ。

安政4年(1857)に着工し、元冶元年(1864)に完成。
大正2年(1913)に公園となり、大正11年に国指定史跡、
さらに昭和27年(1952)に国指定の特別史跡になった。

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◆ソメイヨシノとクロマツと石垣の風景。北海道では珍しいはず。

五稜郭には約1600本の桜(ほとんどがソメイヨシノ)があり、
樹齢は40〜100年前後。もっとも古い桜で120年(推定)。

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◆五稜郭の濠をぐるりと取り巻くように桜がならぶ。

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◆桜の木の下では、人が集い酒宴が始まろうとしている。

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◆この日は七分咲き。
 今年は遅れるかと思っていたら、平年より早い開花だった。

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◆古木の切り株に、蘖(ひこばえ)を見つけた。

と、きれいにまとめてみる。
しかし、桜の花は人の心を惑わすもの。
このつづきをご覧ください。

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プロフィール

高山潤
函館市および道南圏(渡島・檜山)を拠点に活動するフリーランスのライター、編集者、版元、TVディレクター、奥尻島旅人。元C型肝炎患者(抗ウィルス治療でウィルス再燃、インターフェロン・リバビリン併用療法でウィルス消滅で寛解)、2型糖尿病患者(慢性高血糖症・DM・2009年6月より療養中)。酒豪。函館市(亀田地区)出身、第一次オイルショックの年に生まれる。父母はいわゆる団塊世代。取材活動のテーマは、民衆史(色川史学)を軸にした人・街・暮らしのルポルタージュ、地域の文化や歴史の再発見、身近な話題や出来事への驚きと感動。詳しくはWEBサイト「ものかき工房」にて。NCV「函館酒場寄港」案内人、NCV「函館図鑑」調査員(企画・構成・取材・出演・ナレーション)。


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