【速報】解禁! 函館のスルメイカ漁

お待たせいたしました。というか、僕は待ちかねていました。
道南のスルメイカ(真イカ)漁がいよいよ解禁です。
本日朝5時半から始まった今年の初セリの様子をお伝えします。

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◆セリの始まりを待つ仲買人たち。笑顔と勝負のまなざしが交差する。


あちこちで、仲買人たちが
「また始まりますね」「ざわざわするもの」と挨拶をかわす。
初セリということで、人手はいつもの2〜3倍だという。
報道関係者だけでも20人ほど来ていた。

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◆函館魚市場(函館市豊川町)に集まってくるスルメイカ。
 生け簀イカの入ったケースを軽量しているところ。

五時半。
からんからんからからからからからんからからからから。
鐘の音がセリの始まりを告げる。
「今年もよろしくお願いします」というセリ人からの挨拶があって、
すぐに生け簀イカからのセリに入った。

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◆中央で帽子をとっている人がセリ人。

函館のスルメイカは、下げセリで落とされていく。
セリ人が最初の値段を提示して、仲買人の声がかかるまで下げていくのだ。
つまり、早いもの勝ち。

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◆セリ落とされた生け簀イカ。
 おそらく「十〆」という屋号の店が落札している。

セリ人「はい。50尾、14枚。はい、2100、2050、1950、1750…」
仲買人「はっ!」
セリ人「はい、1750、カネハチ」
※再現する場合は早口で。

<語句解説>
 → 50尾:イカが50入ったケース
   14枚:上記のケースが14個ある
   カネハチ:セリ落とした店の屋号

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◆テンポ良く次々と、そしてあっという間にセリは進む。

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◆夜中の漁を終えて、イカを市場へ運んできた漁船。

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◆こちらは六時半から始まった活イカ。
 あめ色のイカ、ほんっとうに美味しそうだな、おい。

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プロフィール

高山潤
函館市および道南圏(渡島・檜山)を拠点に活動するフリーランスのライター、編集者、版元、TVディレクター、奥尻島旅人。元C型肝炎患者(抗ウィルス治療でウィルス再燃、インターフェロン・リバビリン併用療法でウィルス消滅で寛解)、2型糖尿病患者(慢性高血糖症・DM・2009年6月より療養中)。酒豪。函館市(亀田地区)出身、第一次オイルショックの年に生まれる。父母はいわゆる団塊世代。取材活動のテーマは、民衆史(色川史学)を軸にした人・街・暮らしのルポルタージュ、地域の文化や歴史の再発見、身近な話題や出来事への驚きと感動。詳しくはWEBサイト「ものかき工房」にて。NCV「函館酒場寄港」案内人、NCV「函館図鑑」調査員(企画・構成・取材・出演・ナレーション)。


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