海藻採集と海藻おしば(前編)

先週のお話ですが、
連休の最終日(6日)に函館市内の海岸で海藻を採集してきました。
食べるためではなく、海藻おしばの素材集めです。
海藻おしばについては、函館海藻アート協会のサイトをご覧ください。

2003年に協会を立ち上げて、今年で6年目の活動に入りました。
少人数なので大きな活動はできませんが、地道に海の魅力と大切さを伝え続けています。
そんなわけで、今年も作品づくりに夢中になる姿を見たくて、
せっせと海藻採集に向かうのでした。

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◆観光スポットでもある立待岬。ぐるりと崖を下っていきます。
 妻と行ったのですが、ふたりで「聖母たちのララバイ」をずっと歌っていました。


あきらかに運動不足な生活をしている僕なのに、荒々しい磯の海岸をずんずん歩いていきます。
今年はちょっと息切れがして、ふだんの生活態度を激しく反省。

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◆この日は潮位がふだんより下がっています(−6cm)。

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◆アオサを発見。海藻のしなやかさと透明感がよくわかります。

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◆岩上で獲物を狙う海鵜。

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◆夢中になると恐れを忘れるものです。彼女はこの後、長靴を水(海水)びたしにしました。

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◆海藻も陸の植物と同じく光合成をします。アオサの周りに見える気泡は酸素です。
 植物が酸素をつくる様子は目では見ることができないので、こういう光景には感動します。

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◆波が強かったので立待岬での採集はあきらめて移動することにしました。

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◆こちらは住吉漁港の隣の海岸。むこうに見えるのが、さっきまで居た立待岬。

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◆ここは海藻が溜まりやすい場所で、狙っていた大物をたくさん拾うことができました。

僕らが採集しているのは、海の人たちが「ざっそう」と呼ぶ海藻です。
食べられない、もしくは食べても美味しくない海藻です。
無許可でコンブやワカメを拾うと、それは密漁になりますので。ご注意。

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◆磯遊びに来ていた家族。子どもは「カニつるんだー」と叫んでました。

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◆港ぞいの道ばたに落ちていたサンダル。いわくありげ。いや、ないか。

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プロフィール

高山潤
函館市および道南圏(渡島・檜山)を拠点に活動するフリーランスのライター、編集者、版元、TVディレクター、奥尻島旅人。元C型肝炎患者(抗ウィルス治療でウィルス再燃、インターフェロン・リバビリン併用療法でウィルス消滅で寛解)、2型糖尿病患者(慢性高血糖症・DM・2009年6月より療養中)。酒豪。函館市(亀田地区)出身、第一次オイルショックの年に生まれる。父母はいわゆる団塊世代。取材活動のテーマは、民衆史(色川史学)を軸にした人・街・暮らしのルポルタージュ、地域の文化や歴史の再発見、身近な話題や出来事への驚きと感動。詳しくはWEBサイト「ものかき工房」にて。NCV「函館酒場寄港」案内人、NCV「函館図鑑」調査員(企画・構成・取材・出演・ナレーション)。


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