チェンバロな午後(デザート付き)

5月19日におこなわれたチャリティコンサート。
主催は函館大妻高等学校で、
生徒たちが実習で使っている食物健康科棟のカフェテリアでの開催。

otuma-salon02.JPG
◆演奏は2006年から函館で活動しているチェンバリストの森洋子さん。

チェンバロがどんな楽器かは、ウィキペディアの項目をご参照ください。
見た目も演奏法もピアノに近いですが、あんなに重々しい楽器ではありません。
音色もまた同様です。

チェンバロはかんたんに組み立てることができるようで、
森さんは自家用車に積んで会場に持ち込み、自分で組み立てたと説明していました。
場所に縛られずに演奏できる楽器のようです。

otuma-salon03.JPG
◆演奏曲は「春」がテーマでした。かろやかな印象の曲が中心。


ぜいたくな時間を、さらに幸福なものにしたのがデザートです。

otuma-salon01.JPG
◆レストラン「ブランヴェール」による提供。
 ・マルキーズショコラ
 ・バナナのシフォンケーキ
 ・ココナツのブラマンジェ マンゴーソース

otuma-salon04.JPG
◆こちらがオーナーシェフの田中秀幸さん。函館大妻高校食物健康科の講師でもあります。
 七飯町にあるお店は、川縁にある静かな雰囲気。地元素材を生かした料理を楽しめます。


otuma-salon05.JPG
◆アンコールは、ビートルズ「イエスタデイ」でした。
 この楽器に似合う音楽は、クラシックだけでじゃないようです。


演奏を終えた森さんと立ち話。

「演奏方法で函館を表現することはできますか?」
「うーん、それは難しいでしょうね。」
「じゃあ、函館をイメージした選曲とかは?
 自然とか街角の風景とか、人の心意気とか、森さんの感じた印象で。」
「あっ、それはおもしろいですね。オリジナル曲を織り込んだりして。」

コンサートでも、CDアルバム制作というカタチででも、
チェンバロ演奏から紡がれる「函館」のイメージを聴いてみたいと思った。
期待してます。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.monokaki-0138.jp/hakodate/mt-tb.cgi/72

コメント(1)

高山さん、素敵な写真と記事をトラックバックしてくださり、ありがとうございます。
また、刺激的なご質問いただき嬉しかったです。今、製作中の新作CDのライナーノーツに「函館と音」のことを盛り込みたいと思っています。選曲した時に函館を特に意識したわけではなかったのですが、これは私が東京にいても出来なかった発想による選曲かもしれないと思うようになり、その方向性でまとめてみるつもりです。
詳細、近々お知らせしますね。

コメントする

プロフィール

高山潤
函館市および道南圏(渡島・檜山)を拠点に活動するフリーランスのライター、編集者、版元、TVディレクター、奥尻島旅人。元C型肝炎患者(抗ウィルス治療でウィルス再燃、インターフェロン・リバビリン併用療法でウィルス消滅で寛解)、2型糖尿病患者(慢性高血糖症・DM・2009年6月より療養中)。酒豪。函館市(亀田地区)出身、第一次オイルショックの年に生まれる。父母はいわゆる団塊世代。取材活動のテーマは、民衆史(色川史学)を軸にした人・街・暮らしのルポルタージュ、地域の文化や歴史の再発見、身近な話題や出来事への驚きと感動。詳しくはWEBサイト「ものかき工房」にて。NCV「函館酒場寄港」案内人、NCV「函館図鑑」調査員(企画・構成・取材・出演・ナレーション)。


ツイッター

最近のコメント

アーカイブ