日記:1月6日〜1月10日

1月6日(火)
ぼちぼち仕事に関連したメールが届き、電話が鳴り出す。
小樽の倉さんからも電話。札幌のヨシさんからもメール。
カミさんは事務所のコタツで児童たちに送る年賀状を書いている。
いまごろ書くなよ。って、僕は7年くらい書いていないけど。
奥尻島の満島さんからもメール。冬のうちに着手する仕事の打ち合わせ。
来週、島へ行くことにする。
夜遅く、道新函館の山林さんからメール。遅くまで仕事しているようだ。えらいえらい。
23時過ぎに昭和町のホクレンショップ。七草セットを買おうとしたら売り切れ。

1月7日(水)
昨夜、函館で連続放火。さらにカーチェイスがあったらしい。
うーん、犯罪都市HAKODATE。こういうことだけは都会並みである。
正月の飾りを外す。
カミさんは七草セットを買うためにスーパーを3軒まわったらしい。
明日から出張。自家用車を使わない出張のときは、あまり荷物を持たない主義。
それでも引きずっている仕事があるのでパソコンを持っていかねばなるまい。
今回は撮影がメイン(なんで新聞紙面では「メーン」って書くのかな)なので、
カメラとビデオと電池などを準備。着替えはパンツと靴下とTシャツを1枚ずつ。

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21時半、亀田八幡宮で「どんど焼き」。
ちょうど出店が閉まって、おでんを買い食いできず。
22時過ぎに帰宅。七草がゆを食べる。正月料理の残りも食べる。

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◆馬肉。何度も加熱するうちに味がしみていく。旧亀尾村の正月料理。

1月8日(木)
7時半起床。8時半に函館駅。
8時48分発の「スーパー白鳥14号」に乗車。
奮発してグリーン席にした。この時点で取材費がオーバー。
乗換駅の八戸まで3時間。快適すぎ。
サービスで伊藤園「金の烏龍茶」(ペットボトル)をもらう。
いたれりつくせりだ。
パソコン用の電源があったのでさっそく活用。溜まっていた原稿をがつがつと解消していく。
ほとんど車窓の眺めを楽しまなかったが、
函館を離れると雪が増えて、トンネルを抜けて青森に入ると雪が多かった。
青森駅でスイッチバック。めんどうなので席はそのままにする。
八戸駅で12時6分発「はやて14号」に乗り換え。13時半前には仙台駅到着。

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◆仙台市内「伊達の牛たん」(専門店のチェーンらしい)で牛たん定食。
 肉厚・味付き・噛みごたえあって柔らかい。うまい。

車で石巻市に移動。造船会社「ヤマニシ」のドックを訪問。

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明日、青函航路に春から就航する「青函フェリー あさかぜ21」の進水式がある。
夕方、火が落ちる前に万国旗が飾られた船をかるく撮影。本番は明日だ。

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よくよく見ると、万国旗のなかにソ連(ソビエト社会主義共和国連邦)の国旗があった。
案内をしてくれた遊佐さんに言うと、「そういうツッコミは初めてです」と言われる。

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◆日本三景「松島」を見おろす場所にある「ホテル大観荘」に一泊。
 お部屋は松島側が全面窓。良い眺め。


1月9日(金)
10時半、株式会社ヤマニシのドックにて命名進水式。

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お祓い、祝詞奏上、玉串奉奠、餅撒き、そして支綱切断。
斧でロープを切ると、船首部分にぶらさがっていたくす玉が割れて、
がしゃんっと瓶が割れる(シャンパンですかと聞いたら、日本船には日本酒だそうだ)。

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いっきにするするすると進水するか、と思ったら、しずしずと海へ。
そのあと、なぜだか「軍艦マーチ」。たぶん、関係者にパチンコ好きが多いからだろう。
というわけで無事に式が終了。夜は祝賀会があるがそちらには不参加。

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瑞巌寺山門。ソフトクリームの看板は遠慮した方が良いと思う。

瑞巌寺(国宝および国指定重文)をチラ見して(ゆっくり見たかったなぁ)、
お隣の円通院の境内にある「伊達精進懐石 雲外」にて昼食。
14時過ぎ、仙石線「松島海岸駅」から仙台行きの列車に乗車。
向かいに座った外国人の会話に聞き耳を立てるも、まったくわからず。
終点の「あおば通り駅」で下車。本日宿泊のホテルまで10分ほど歩く。
自衛隊の航空幕僚長が解任されちゃった例の懸賞論文を主催したホテル。
論文「日本は侵略国家であったのか」なども掲載された論文集が1冊1000円で売っていた。
ネタにあるなぁと思ったけれど、荷物になるので購入せず。
つーか、無料で配ってるかと思った。
17時、ホテルに頼んでおいたタクシー(帝産キャブ仙台)に乗車。初乗650円。
「近場ですいません。仙石線のいちばん近い駅まで」と頼む。
こちらからそんな話はふっていないのだが、運転手さんから仙台の性風俗店に関するご高説を賜り、
無難な相づちをうっていたら「お客さんすいません。話に夢中になって駅を越えてしまいました」と。
ははぁ、これはオモシロイ体験だ。よしよし、どこで降ろしてくれるか実験しよう。
けっきょく「陸前原ノ町駅」前で下車。あとで調べたら最寄り駅から5番目の駅だった。
函館のタクシーの運転手の皆さま、どうかこのようなことはなさらないように。
「中野栄駅」で下車して佐藤さんに電話。しとしとと雨降り。自転車で迎えに来た。
佐藤さんの幼なじみが経営する寿司店へ。
7〜8年ぶりに飲んだが、16年くらい前の大学時代に毎晩飲んでいたときと同じような感覚。
とにかく、すいすいと日本酒ばかり飲む。寿司をちゃんと食べずに失礼した。
もう一軒。バーのような居酒屋のような楽しい店へ移動。
こちらでは芋焼酎「黒霧島」の一升瓶をほぼ空にする。
朝まで飲むつもりだったが、佐藤さんが泥酔したので1時ころお別れ。
タクシー(センバタクシー)で仙台駅前のホテルまで。4090円。
物腰やわらかな運転手さんで、たいへん気持ちよく帰宿。なにを話したかは失念。
ホテル1階にあるコンビニで、スポドリとお茶のペットボトルを購入。
お腹がすいていたのでヤキソバとプリンも買ってしまう。これがイカンのだ。
ヤキソバを半分食べて睡眠。1泊4900円の部屋だが、加湿器などもあって快適。
5時半に起きられるかしら。


1月10日(土)
5時57分にカミさんからの電話で急激瞬間的に起床。
やっぱり目覚ましでは起きなかった。
3分で身支度してホテルを出て、チェックインのときに予約しておいたタクシーに乗る。
このときの運転手さんは心地良い対応をしてくれる人だった。
昨夕乗ったタクシーと同じ会社だったけど。
仙台駅で定番土産「萩の月」を購入。
「水曜どうでしょう」を見てから気になっていた「ずんだ餅」も購入。
6時37分発、東北新幹線「はやて95号」。
二日酔いで体が大量の水を欲しているが車内販売がない。
昨夜購入しておいたペットボトルの水を大切に飲み継ぐ。
田んぼや畑の真ん中を走る新幹線。岩手県に入ると大雪になってくる。
八戸駅で8時52分発「スーパー白鳥65号」に乗り換え。ここからはグリーン席。

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◆キオスクで駅弁を3つ購入。列車では食べずに持ち帰るため。

パソコンを出す気になれず、「週刊新潮」と「週刊文春」を読みながら、
たまに車窓に目を向けつつ居眠りしつつ。
後ろの席の若い男女、男性がどうやら「鉄」らしい。ただし、知識量は初級の上レベル。
12時2分、函館駅着。あっという間だな。
新幹線が開通すると、さらに短くなるわけか。旅情から移動へ。
いったん自宅に戻ってシャワーを浴びる。
北浜町「ラーメン響」で響流醤油ラーメン(大盛)と響流味噌ラーメンと餃子。
大盛の麺が固かったような気が。まぁ、混んでたしな。茹ですぎよりは嫌いじゃない。
ついでにライスを頼んだら、こちらはひどい炊き方だった。べたべた。残念。
ラーメンと同じくらい、ぜひ米の扱いにもこだわって欲しいところ。
事務所で原稿書き。カミさんは創玄展に出品するための書道作品(近代詩文)を書いていた。
17時、Air'G「Suntory Saturday Waiting Bar "AVANTI"」を夫婦で聞く。
18時に温泉家族風呂を電話予約。
20時少し前に石川町「家族風呂 花家族」へ。
富岡町「富岡温泉」とともに良く行く温泉家族風呂だ。
快適な施設でお気に入り。だったのだが、今回は接客が良くなかった。
詳しく書くのは面倒だが、お客に言いがかりをつけてはいけないなぁ。残念。
ちょっとだけ、僕の目つきが悪くなる。空腹のせいもあったけど。
帰宅してお土産の駅弁を食べる。和やかな気持ちで就寝。

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プロフィール

高山潤
函館市および道南圏(渡島・檜山)を拠点に活動するフリーランスのライター、編集者、版元、TVディレクター、奥尻島旅人。元C型肝炎患者(抗ウィルス治療でウィルス再燃、インターフェロン・リバビリン併用療法でウィルス消滅で寛解)、2型糖尿病患者(慢性高血糖症・DM・2009年6月より療養中)。酒豪。函館市(亀田地区)出身、第一次オイルショックの年に生まれる。父母はいわゆる団塊世代。取材活動のテーマは、民衆史(色川史学)を軸にした人・街・暮らしのルポルタージュ、地域の文化や歴史の再発見、身近な話題や出来事への驚きと感動。詳しくはWEBサイト「ものかき工房」にて。NCV「函館酒場寄港」案内人、NCV「函館図鑑」調査員(企画・構成・取材・出演・ナレーション)。


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