2009年3月アーカイブ

3月30日(月)
10時、カメラマンの及川さんに電話。
11時に北ふ頭。
北日本海運の高橋さんの案内で、青函フェリー「あさかぜ21」の船内を見学
というか、パンフレット用の撮影だけど。
13時、ふたたび北ふ頭。函館大妻高校福祉科の先生が、
「あさかぜ21」のバリアフリー設備を見学。
来月3日に第2回移動介助講習会があるので。
14時、五稜郭「函太郎」で星野さんと待ち合わせ。回転寿し。
まぁ、カキ軍艦巻きがうまかったかな。
店を出て星野さんとは別れて、東山墓園線を北上する。
ラブホの看板をチェック。休憩半額とか、サービスタイム2200円とか。
安くなったなぁ。とか独り言をしているうちに、第1・東山墓園に。
今日は母方の祖母の命日なのだ。

一緒に暮らしていて、中2の春休みに急死した。
老人会の帰りに神山の見知らぬお宅のトイレで倒れていた。
夕方、電話があって、母が「かあさんが倒れたって」と取り乱してたっけ。
その家に行くと、ばあさんはトイレの床に寝そべっていた。
急に具合が悪くなってトイレを借りたらしい。
意識はあるものの、クルマに乗せて病院へ連れて行くレベルじゃない。
119番。はじめて救急車に乗った。
神山からはもっとも遠い市立函館病院(当時は弥生町基坂横にあった)へ向かう。
いま思えば、脳梗塞とか脳溢血とかって、
秒単位の処置を急ぐ病気だったんだよなぁ。
18時くらいから救急救命。40分くらいして病室へ移動。
医者に「ひどい糖尿病ですよ」と言われてたな。
病棟が複雑で、暗くて、いやな病院だなって感じたっけ。
当時、フェリーの機関長だった父に電話。
いったん家に帰って着替えやら保険証をもって来なくちゃね、
と母が今後の対応を整理しているうちに、
なんだか心電図の様子がおかしくなっていた。
ナースコール。心臓マッサージ。
母はかすれ声でかあさんかあさんと叫んでいた。
俺はよくわからないまま、ばあさんの足を触りながら、
死んだら冷たくなるんだろうか、お葬式になったら塾の春講習にいけないなとか、
そんなことを考えていた。
医者が看護師に聞く。「19時9分です」。
ばあさんはあっさり死んだ。母と祖母はよくよくケンカする親子だった。
ってなことを、毎年思い出す。
たしか大正10年くらいの生まれで、69歳で亡くなったはずだ。
不信心で仏壇にも墓にも手を合わせない俺だが、
なぜか戒名はきっちり覚えている。光妙誉蓮楽邦大姉。
翌日の朝早く、本通の実家から父親と一緒に、
ばあさんの倒れた家まで歩いた。クルマをおきっぱなしだったからだ。
雪はもうとけて、それほど寒くもなく、空気は春の香りだった。
「いつもと同じだ」「ああ」

そう言えば、ばあさんは重度の糖尿病だったくせに、
よくよく大福とかニヤニヤしながら食べていたような気がする。
どうせ早死にするなら、もっともっと甘いものを食べればよかったのに。
16時、事務所に戻る。
じみじみとお仕事。
22時半、仙石くんと湯の川「一文字」で夜食。
この世の老害の話などをする。大人の対応って大切だ。
ローソンでビールを買って帰宅。
体が冷えていたので入浴。ビール。すぐに就寝。
3月29日(日)
猛烈に鼻が痛い。じゃっかん腫れている。
せっかく鼻水がおさまりだしたのに。
11時くらいに事務所。うん。ストーブをつけなくても耐えられる。
16時すぎに事務所を出る。亀田港町の魚長が閉じて、やっぱり不便。
同じ町内の100円魚長でお買い物。
ニラ、えのき、豚ハツ、もやし、牛乳など。
帰宅。F1オーストラリアGPを中盤戦から見る。
4月からCS放送のチャンネルが変わって、
新たな負担をしなければF1生中継が見られなくなる。
迷ったが、サイクルロードレースのシーズンが始まれば、
どうせF1は再放送で見ることになるし。契約しないことにする。金ないし。
資料本を読みつつ、テレビはいつのまにかK-1に。
部屋を整理して掃除機をかける。
風呂を洗って、ニッセンのカタログを見ながら入浴。
鼻が痛いなぁと思いつつ、「シャカリキ!」を30ページくらい読むうちに就寝。
3月28日(土)
相変わらず鼻水が出る。ねばっこい。
ついでに鼻が痛い。鼻毛を抜きすぎて炎症をおこしたようだ。
毛を抜くのは趣味なので、どうしてもやめられない。
FMいるかの丸山くんの番組が最終回(ついでに退職)ということで、
11時から珍しく80.7MHzを聴く。彼もガラガラ声だ。
川柳を募集していたので投稿したのだが、どうやらボツだったようだ。
12時、函館空港へ。
奥尻島さとう食材から送ってもらった荷物を受け取るため。
空港ビルとは別棟の建物前で待機。

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◆まだ鶴丸マークってあるんだなぁ。

12時55分に奥尻からの飛行機が到着。13時06分ころ荷物を受け取る。
13時半にホクレン相川さんと待ち合わせなので、ちょっと急ぎめの運転。
26分にFMいるか駐車場に到着。20分で着けるんだな。
そのまま、生放送中のスタジオを訪問。

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◆乱入の瞬間。このタイミングかよ、って顔の丸山くん。
◆ちょうどこの直前に、奥尻さとう食材からのファクシミリを読んでいた。

相川さんのお米(ふっくりんこ10kg/生協末広店で購入)と、
奥尻の海産物セットを押しつけて帰ってくる。

ちなみに、セット内容はこれ。
・いか三升漬け
・たこ行者ニンニク漬け
・たこ辛みそ漬け
・するめ塩辛
・いかゴロ醤油漬け
・ほっけの子
・粒うに
・あわびとマスのチャンチャン焼き
・青柳貝

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マイクを振られたが、(風邪でぼーっとしてたので!)気の利いたことが言えず。
丸山くんの選んだ道は、すこしも間違っていないから、
自分を信じて、ついでに自分を可愛がって、そして同じくらい周囲に感謝して、
その道を進め。と伝えたかったけど、あうあう言っているうちに終わった。
スタジオを出て、相川さんと別れた直後に、
JA新はこだて田山さんから電話。「いま、ラジオに出てたべさ」。

遅めの昼食を「たつみ本店」にて、ジャンボとり定食(1200円+ごはん大盛り100円)。
ここはたしか「ふっくりんこ」のはずだが、食べた感じでは確証にいたらず。
まぁ、風邪ひきの舌だからね。

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揚げたてを当然ながら熱々で、
どこからどうやって食べるかをプランニングするのが難しかった。
お店の人に「きれいに食べましたね」と褒められる。
さすがに食べ過ぎで、事務所に戻って2時間くらい仕事するも、
お腹がつかえて筆が鈍りまくる。
土曜夕方17時のお約束「アヴァンティ」にあわせて帰宅。
途中、やっぱり最近の週末のお約束になっている「週刊新潮」「週刊文春」を購入。
19時、風呂を洗う。お湯をはる。週刊誌を片手に入浴。
かるい頭痛。曲がったメガネが原因かも。
スカパー!「アニマックス」のアニソングランプリを見ながら就寝。

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3月27日(金)
奥尻のさとう食材に電話。
明日、FMいるかの丸山くんの番組が最終回なので、
番組中に荷物を届けられないか、という相談。
フェリー経由だと難しいので、飛行機に乗せることになる。
昼はお隣と一緒に出前。
宮前町「究」のミートソースハンバーグ定食(大ライス)とサラダ。
ふつうの味。味噌汁が手を抜き過ぎだったかな。
18時半、弁天町へ。
ツルハで「ウコンのちから」を購入。
19時前に例の店へ。先に飲み始める。
キトピロの天ぷらがうまい。
遅れて和也さんと佐藤さんが到着。
焼酎を次々と呑む。
ご近所の若者が訪れたので、少し話しかけてちょっかいを出す。
旧瀬棚町の出身。
甲田菓子店、「またせたな」、おばあちゃんの民宿の話をする。
11時くらいに店を移動。徒歩3分。例の米屋。
ずいぶんと混んでいた。
鼓笛隊の話で盛り上がる、のを聞いていた。
タクシーの代行で帰宅。
あんまり話しかけすぎたのか、思わず信号無視をしてた。
たぶん2時くらいに就寝。
3月26日(木)
鼻水がひどい。
午前中は奥尻島観光パンフのスケジュール調整など。
やう゛ぁい。
13時すぎに星野さんと昼食。北浜町の「」で韓流醤油ラーメン(750円)。
案の定、まったく味がわからず。鼻水のくせに生意気な。
このラーメンに辛みがあるのは、ひと口めでむせたのでわかったくらい。
富士薬品の配置薬を1.5人前飲む。
NCVの一森さんに電話。明日の「居酒屋寄港(仮)」の撮影を延期したもらう。
痰がからんだ声はイヤなので。つーか、意識しすぎか。
15時ころ和也さんから電話。道新の佐藤次長との飲酒の件。
明日19時で決まり。実は撮影するはずだった店なんだけど。
ふっくりんこ青函フェリーハコダテ150
そしてこのブログを書いているうちに22時すぎる。
帰宅。以前、サラン(西桔梗町)という韓国グッズ店で買っておいた
イモのインスタントラーメンをつくる。具は太いネギと卵だけ。
ちょっとだけ味がわかるようになってきた。
洗濯をしなくちゃなぁと思いつつ、めんどうでやめる。
スカパー!でコスプレ番組を見ながら就寝。
先日、函館開港150周年記念の「101日前イベント」で紙芝居を読んだ。

0903kamisibai.gif ←クリックで作品を読めます。

2カ月くらい前に、
ハコダテ150編集長の佐々木さんと星野さんとでシーン(絵)の原案をつくって、
そのままほったらかしにしておいた。

で、上演の二日前に、脚本をどうすんだという話になりまして。
絵(担当はいすずさん)の完成は当日朝になりそうな情勢。
でも、やらないわけにはいかないだろう、と星野さんが決意。
つーわけで、上演前日のお昼から脚本を書き出したのでした。

星野さんに原案をベースにした物語の骨組みをつくってもらい、
それをもとに、なんとか線画だけはアップしてきた絵を見ながら、脚本を書いていく。
きっかり12時間かかって完成。
星野さんと仙石くんに聞かせたら、まあまあの評価。
紙芝居というより、落語をイメージしながらつくった。

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現場のノリがいまいちだなぁと感じたときは、地べたに座るようにしている。
上演直前に、子どもと世間話。(写真提供:x103さん)

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最初のあいさつ。全員集合「おいっす! 声が小さーい! おいーっす!」のイメージ。
これは「海藻おしば」の講習会でもよくやってる。(写真提供:lapisさん)

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たまたま、「ふっくりんこ」の取材で会った子(昭和小学校の5年生)がいて、
紙芝居おもしろかった? と聞いたら、
うなずいていたので、ちょっと安心。(写真提供:星野さん)

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この日は3回上演。前座として、初回をやらせていただきました。
写真右は2回目の朗読を担当したあんきもさん(元NHK函館放送局アナウンサー)。
前日、紙芝居を研究しているサイトを見ていたら、
めくりも重要とあったので、小手先だけどちょっと工夫してみた。(写真提供:sen59くん)

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翌日の毎日新聞。自慢の前掛けが写っていて嬉しい。
デッドストックの前掛け大好き。たぶん100着くらいある。
今回は函館で大正4年に創業した帝国製菓の前掛けをチョイス。
戦前の函館では、製菓業は優良な産業だった。
北洋や軍事物資としての需要があったので。
3月23日(月)
土曜日から風邪気味。鼻水と痰が辛い。
そのわりには、昨日のハコダテ150のイベントでは、
ずいぶんと大きな声で紙芝居を読んだもんだ。
14時にFMいるか。
ずいぶんと薄っぺらくなる「いるかプレス」の表紙に載せる写真を撮るために。
前回の表紙があんまりだったので(ボクは担当してない)、
ちょっとプロの仕事を見せてやることにする。なーんてね。
4月1日発行なのでお楽しみに。
その撮影ポイントのひとつに、解体間近の弥生小学校を選んだ。

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◆弥生小学校の丸い窓と丸山さん。

解体問題について参考になる記事(写真も素晴らしい)があるので興味ある方はぜひ。
 → 写真で見る弥生小学校 その1 その2 その3

事務所に戻ってゴミ整理。明日は燃やせるゴミの日だし。
23時くらいに帰宅。寒い。


3月24日(火)
9時に事務所。昨夜、途中で投げ出した原稿を書き継ぎ。
この原稿、「明日の昼までに」と依頼者に言われたんだけど、
その同じ口で「明日は昼過ぎまで仕事にならんなぁ」とつぶやかれる。
WBCである。なんとか昼までに脱稿。
なんだかんだでWBCを見る。すげーなイチロー。
鼻水と喉痛が進行する。
19時半に早めの帰宅。寒い寒い。寒気もする。
鍋だ鍋だと、魚長の亀田港店に寄ろうとしたら、もう閉まってた。
張り紙があって29日で閉店とある。あらま、不便になるわ。
しょうがないので、七重浜の魚長へ。ここは21時まで。
たぶん、3月に入って初めてストーブをつける。
今シーズン何度目かわからない「おでんニラたっぷり鶏鍋」を素早く調理。
うめー。ニラはもちろん知内産。
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土曜日に見逃していたサイクルロードレース「ミラノ〜サンレモ」を観戦。
最後のスプリントは強烈だった。ハウッスラー惜しかった。カヴが強すぎか。

3月25日(水)
起きて風邪薬。さすがに耐えられない。
10時半くらいに事務所。細々とお仕事とか事務処理など。
13時半に昼食。宝来町の小いけ(裏手の方の店)。特大カレー880円。
帰り道にチラ見したら、女性センターで外壁工事をしてた。
いちおう4月から関係者になる。あの暗さはどうしたら良いんだろうね。
強風で仕事部屋の内窓が、ずっとガタガタ音を立てている。
喉は調子よくなったが、鼻水が止まらない。
お隣からは若者たちの嬉々とした声がやまない。ちょっとうるさいが、ま、いいか。
重い原稿の締め切り直前だったら、彼・彼女らはどうなっていたかわからない。
ということで、ようやくブログを移行しました。
ありがとう片原さん。

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◆函館朝市にて。鮭とば。美しい。

道新ブログに書いていた日記が途切れてからの2カ月。
けっこう忙しく動き回っていて、
14日間くらい桧山の旅取材をしたり(記事は珍しく「北海道じゃらん」に掲載/4月号)、
原稿を本気で落としかけたり(原田さんゴメン)、
あっちで呑んだり、こっちで飲んだり、
奥尻島にも2度ほど(計5日間)渡ってみたり、
ちょっとまじめに教育とか福祉の記事を書いてみたり。

その間に、函館・道南の雪はどんどんとけてしまいました。
そして、島では毎春の風景が。

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そんなわけで、引き続きよろしく。

プロフィール

高山潤
函館市および道南圏(渡島・檜山)を拠点に活動するフリーランスのライター、編集者、版元、TVディレクター、奥尻島旅人。元C型肝炎患者(抗ウィルス治療でウィルス再燃、インターフェロン・リバビリン併用療法でウィルス消滅で寛解)、2型糖尿病患者(慢性高血糖症・DM・2009年6月より療養中)。酒豪。函館市(亀田地区)出身、第一次オイルショックの年に生まれる。父母はいわゆる団塊世代。取材活動のテーマは、民衆史(色川史学)を軸にした人・街・暮らしのルポルタージュ、地域の文化や歴史の再発見、身近な話題や出来事への驚きと感動。詳しくはWEBサイト「ものかき工房」にて。NCV「函館酒場寄港」案内人、NCV「函館図鑑」調査員(企画・構成・取材・出演・ナレーション)。


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