糖尿病と暮らす日々:8月27日(親戚づきあい)

8月27日(木)

体重測定92.8kg。
93kg台に入ってから、なかなか壁をやぶれなかったが、
なぜか本日突破。
6月15日の糖尿病(慢性高血糖症)発覚から12.8kgの減量。
さすがに、以前の服が着られなくなってきた。
この日、そのことを思いっきり痛感することになる。

朝刊に外山校長先生の黒枠が掲載される。
奥さんと2人の息子さんと並んで、ご両親の名前が並んでいるのが痛々しい。

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◆おかすは健康管理食で3単位240kcal。パン2枚4単位320kcal。

この日、帰省していた弟も東京へ戻り、日常が戻りかけてきた。

妻から電話。幼いころ世話になった人(吉田のばっちゃん)が亡くなったので、
葬儀に参列するために函館に戻るとのこと。
当初、僕は仕事を休んで参列することに反対をしてしまったが、
あとで、かなり思い出もありお世話になった人だと知る。
妻には冷たいことを言ってしまったな。

14時、JR函館駅。
奥尻島から腰痛の診察(函館中央病院)に来た石川くんを迎えに行く。
石川くんは島への移住者で、
馬に乗って葡萄を栽培してワインを飲んでいる人だ。
  おもしろい経歴なので、詳しくはこちらを。→ 「ニオムロ馬の杜
先日、メールをやりとりしていたら、診察のために二泊三日かかると聴き、
そりゃあもったいないから泊まっていくかい、ということに。
ま、そんなことを言いながら、うちの実家に放りこむんだけど。
実家は息子3人とも出て行って両親だけだし。たまに客が来た方がリハビリなのだ。
と勝手に考えているんだが。
事務所に戻って父に電話。16時半、石川くんは父の車で実家へ。

16時40分、JR五稜郭駅。妻を迎えに行く。
駅舎内は高校生だらけ。妻は喪服で帰ってきた。
帰宅。通夜は18時半からだ。のんびりお茶を飲んでから、どれどれとスーツを探しだす。
スーツは2003年に「紳士服の青山」で購入した1着しかもっていない。
函館大妻高校80周年記念式典に出席するために購入したもの。
校長先生に「そりゃあずいぶん散財させたね」と言われたっけ。
タンスの奥で発見するも、なんとなくシワがついている。
ズボンにはベルトが通されたまま。しまった。クリーニングに出し忘れてた。
冬に松前の伯母の葬儀に着たままだった。
お次はワイシャツがない。ない。ない。押し入れの奥で発見。しわくちゃ。衿が真っ黒。
こりゃダメだ。17時40分、ワイシャツ購入を決断。上磯ダイエー隣の「はるやま」へ。
3Lの半袖ワイシャツを2500円(割引セール)で購入。
自宅へ飛んで帰って着替え。今度はズボンがゆるゆる。ダイエット食品の広告写真なみ。
2003年と言えば、120kg近くあったころだ。つーことは、25kg以上太っていたことになる。
ベルトを25cmほど切断する。やれやれとジャケットを羽織ると、
まぁ、当然ながら、こちらもガフガフの状態。
シングルのジャケットがダブルになってしまった。
これを着ていくのは、すごくイヤだが仕方がないし時間がない。

18時25分、美原4丁目「美原博善斎場」へ。ここは駐車場が少なくて往生する。
座ってすぐに導師(曹洞宗)の入場。読経、焼香、説教、約1時間半。
事前に妻からは
「親戚一同が、あなたに会いたい、飲みたいと期待しているから覚悟して」と言われていた。
なんだそりゃと思っていたが、謎はとけた。
儀式を終えた後、喪主(長男)に挨拶しようと「このたびは...」と言いかけたとたん、
「おーっ、高山さん。いっつもテレビ見てるわ。」と言われる。
なんとも応えようがなくて、どーもどーもと笑うしかなし。
結局、お悔やみの言葉は口にせず。
ここで帰ろうかと思っていたが、そのまま通夜振る舞い(家族や親戚による飲食)に参加。

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◆お刺身。ホッキ貝が甘くてうまかった。

最初は妻に飲酒役を任せるつもりで、
妻の母親が畑から持参した大きなキュウリばかり食べていたのだが...。

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◆妻のイトコ(母方の本家)。左の長男は悪い奴で、けっきょく俺に酒を飲ませた。

ということで、なし崩しに飲酒。親戚づきあいというのは恐ろしい。
ビール1杯でエンジンがかかり、場所もわきまえず騒ぎ出したら、
向こうの席から喪主とその弟さんからお呼びがかかる。

ひとしきり番組の話。
本当にヘビーな視聴者らしく、たくさん番組評を聴かせていただく。
「川島さんを紹介しろ。合コンをセッティングできないのか」とか言われてません。もちろん。ね。
ローカルにおけるケーブルテレビ(の自社制作番組)の影響力って、
すごすぎるんじゃないだろうか。
けっきょく、つまみも食べずに泥酔。たぶん、20単位1600kcalくらい。
なぜか、後半は型抜大工の話と人材起用の話をしてた。
24時ころ代行車(キング)を呼んで逃げる。

帰宅。飲み過ぎた。相互タクシーを呼ぶ。
24時50分、妻はJR函館駅へ。深夜の列車で小樽へ向かった。

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プロフィール

高山潤
函館市および道南圏(渡島・檜山)を拠点に活動するフリーランスのライター、編集者、版元、TVディレクター、奥尻島旅人。元C型肝炎患者(抗ウィルス治療でウィルス再燃、インターフェロン・リバビリン併用療法でウィルス消滅で寛解)、2型糖尿病患者(慢性高血糖症・DM・2009年6月より療養中)。酒豪。函館市(亀田地区)出身、第一次オイルショックの年に生まれる。父母はいわゆる団塊世代。取材活動のテーマは、民衆史(色川史学)を軸にした人・街・暮らしのルポルタージュ、地域の文化や歴史の再発見、身近な話題や出来事への驚きと感動。詳しくはWEBサイト「ものかき工房」にて。NCV「函館酒場寄港」案内人、NCV「函館図鑑」調査員(企画・構成・取材・出演・ナレーション)。


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