糖尿病と暮らす日々:4月16日(ブログを使った食事療法)

4月16日(金)

(タイトルに関連する文章は、この記事の最下段に書いてあります。)

さて。昨夜は22時前に妻から帰宅の電話。
職場の同僚やそのお友だちとお店で食事とのこと。
ノンアルコールで聞く恋愛話とか。

どうやら、妻の同僚のお連れ合いさんが、このブログを読んでいたと聞かされる。
偶然ってのは、おもしろすぎて怖いものだ。

0時ころ就寝。

7時起床。気持ちよく晴れている。
体重測定90.5kg。おお、順調すぎる。
でも、昨日の食事内容は大いに反省すべきである。

起き抜けに布団に入ったままマンガを読む。
石黒正数『ネムルバカ』。
ふわふわした無力感って、学生だけの特権じゃない。
そいつとのせめぎ合いを 原動力にするのもひとつの生き方だ。
なんか、昔の自分と今の自分に言い訳しながら読む。
読後感は悪くない。

9時過ぎ、ようやくコタツに移動してメールチェック。
農協米穀課(JA新はこだて)からのお知らせで、
来週水曜日(4月21日)に、テレビ番組「シルシルミシル」に
「函館育ちふっくりんこ」が登場とのこと。
ふっくりんこのツイッターやらブログやらで速報を流す。

そんなこんなしているうちに11時過ぎ。
ちょっとあわてて家を出る。朝食を忘れてたな。
柳町の函館大妻高校へ。
庭園の前で道新の記者・久保さんに会う。
今日は食物健康科の対面式。今年で3学年そろったことになる。

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3年って、あっという間だな。
昨年お亡くなりになった外山茂樹校長も、
ずらりとそろった食物健康科の生徒たちを見つめたかっただろうな...。

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◆手前が1年生。やっぱり、まだ固い。でも、すぐに↓

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◆こうなる。3年生。カメラに目線をくれる人と眉毛を隠す人の図。

学校から帰ろうとすると、事務長先生に呼び止められて「甘いもの好きでしょ」と。
もちろんです、と即答。
千秋庵総本家のどらやきをいただく。
入学式のときも、同じくこの老舗(北海道でいちばん古い店)の大福をもらった。
茂樹校長の好物だったな。
打ち合わせをしてると、かならずお菓子が出てきたものだ。

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◆そういうわけで昼食はこれ。1個220kcalで計算。2個で5.5単位440kcal。

5ついただいたので、お隣の事務所に3つおすそ分け。

15時まで事務所で仕事して帰宅。

テレビの裏側のホコリとか掃除。
たまってやがるなー。
17時の予定が、16時に工事業者が来る。
まぁ、遅れるより良いや。

これでようやくNCVの番組を見ることができる。
ついでにネット回線も開通させた。約4年ぶり。
自宅と仕事場を分離してから、自宅の専用回線は廃止していたのだが。
脊椎黄色靱帯骨化症による坐骨神経痛で、
同じ姿勢で長く仕事しいると痛みがひどくなるので。
自宅と仕事場をいったりきたりの方が良いかも、と考えた。
腰据えて書く原稿は、冬は自宅で書くことが多く、夏は事務所が多いし。

NCVのネット回線は、事務所でお隣と共用している光回線より、断然早い。
以前はまだMacOS9を使っていたので、たしか一番太い回線を契約していたが、
ブロードバンドが持つ本来の恩恵に浴すことはなかった。現在はMacOSX10.411。
プロバイダーの追加料金もかからないし(僕の場合はモバイル用に別途契約しているが)、
テレビもついでに見ることができるので、悪い投資じゃないと思う。

ちょっと話がずれるけど、現在、NCVケーブルテレビの加入数は3万4千世帯。
函館において、これは大きな媒体である。
変な部分で、その影響力を時間してるわけですが。

17時、遅い昼飯。

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◆昼食。カップヌードルライト2.5単位198kcal、二日前に焼いたサバ塩焼き1尾(2.5単位200kcal)。計5単位400kcal。塩分多め。

ちなみに、妻の昼飯はこれ。携帯で写真を送ってきた。

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◆奥尻島内の小中学校には給食がない。牛乳だけが配られるのでお弁当が必要。ざっとみて4.5単位360kcalか。

夫婦で食生活(とくに彩り)に大きな違いがあるようだ。

夕方からツイッターやら、明日の打ち合わせ資料づくりやら。
20時過ぎに入浴。

21時50分、迷ったが晩飯をつくる。
何事も極端はよくない。仕事はがりっとやるときは根を詰める必要があるが、
食事療法は着実にやらなくちゃいかん。

とは言え、やはり簡単に。
どんだけモヤシの在庫があるんだ。

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◆モヤシとニンジンと長ネギの炒め物(2.5単位200kcal)、食パン1枚(2単位160kcal)、大根粕漬け5切れ(たぶん1単位80kcal)。計5.5単位440kcal。

粕漬けは糖尿病仲間からいただいたもの。黒い粕で漬けたもの。
美味しい。けど、かなり甘い。
調べてもカロリー量がわからなかったけど、多めに算出。

本日のカロリー総量は、合計16単位1280kcal。

週刊新潮に連載されているコラム「私の週間食卓日記」を愛読しているのだが、
この食事内容だと、管理栄養士・荒牧麻子さん(毎回アドバイスしている)に
「フルーツを加えて食卓と栄養素に彩りを。72点」とか書かれそう。
このコラムは、著名人が1週間の食生活を報告して、それを管理栄養士が評価する内容。
いつも、食生活編を読んで点数を予測している。だいたい当たるね。誤差は3点くらい。


さて、ちょっと書き足し。今日のタイトルの説明を。

実はブログを再開する前日(12日)、夕食後に体重を測定したら94.7kgもあった。
それで、ちょいと食事に気をつかったら90.5kgである。
4日間で4.2kg減った。これは体重が減ったんじゃなくて、
乱れた食事によって溜め込んでいた、いろんなものが「出た」ってのが正解か。
「食べる」ではなく、「詰め込んじゃう」食生活。こりゃよくない。
食事は空腹を満たすだけの行為じゃない。
そう思って暮らしていると、もっと食事自体が楽しくなる。
塩辛く脂っこいものでビールを飲んで満腹になっておこう、とかいう気持ちは減少する。
そうなんだよ。たった4日で思い出すんだよな。でも、続けるのは本当に難しい。

食事に気を配る生活を続けるための動機として、
僕はだんぜん記録を残す(ブログなどを書いて公開する)ことをおすすめする。
以前の記事でも紹介した岡田斗司夫がすすめるレコーディングダイエット(※)に近い。
  ※同氏の著書『いつまでもデブと思うなよ』(新潮新書)に体験記と方法が詳述。
毎日の食生活をブログというツールを使って記録し、かつ公開する。
なにも広く世間様に公開しろというわけではない。
友人・知人にブログの存在を教えてまわる。
これによって、一方的なダイエット宣言で終わらず、ゆるく周りも巻き込むことができる。
「順調ですね」「最近さぼってる?」「いつも見てますよ」と声がかかるはずだ。
これが、良い意味のプレッシャーになり、力強い励ましにもなり、
そして、食事療法(減量)を続ける動機にもなっていく。
さらに、記録つまり資料としての力もしっかり保持されている。
主治医や管理栄養士に、ブログを見せることで定期的な報告ができ、
それをもとに治療方針を立てていくことができるだろう。
  ここは医療関係者の協力も必要になるが、
  患者の努力や工夫を取り合わない医者はあまり信用できない。

糖尿病の食事療法がうまくいかないとお悩みの皆様へ。
このブログ療法は、けっこう実効性ありますぜ。

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プロフィール

高山潤
函館市および道南圏(渡島・檜山)を拠点に活動するフリーランスのライター、編集者、版元、TVディレクター、奥尻島旅人。元C型肝炎患者(抗ウィルス治療でウィルス再燃、インターフェロン・リバビリン併用療法でウィルス消滅で寛解)、2型糖尿病患者(慢性高血糖症・DM・2009年6月より療養中)。酒豪。函館市(亀田地区)出身、第一次オイルショックの年に生まれる。父母はいわゆる団塊世代。取材活動のテーマは、民衆史(色川史学)を軸にした人・街・暮らしのルポルタージュ、地域の文化や歴史の再発見、身近な話題や出来事への驚きと感動。詳しくはWEBサイト「ものかき工房」にて。NCV「函館酒場寄港」案内人、NCV「函館図鑑」調査員(企画・構成・取材・出演・ナレーション)。


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