お赤飯の甘納豆

煮しめがあるというので、実家に立ち寄ったら赤飯も渡された。
お彼岸に「ぼたもち(おはぎ)」はわかるが、赤飯も炊くんだっけか。
春が近づくのは「めでたい」ことなのかな。

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これが正調「北海道のお赤飯」。
小豆ではなく甘納豆を使うので食紅で色をつける。
もち米は蒸すのではなく炊いてる。

甘納豆の赤飯は、昭和30年代に札幌の女子短大で生まれたと言われている。
かつて、どこかに書いた文章にも、そのように書いた記憶がある。
しかし、青森県や山梨県でも同じ食文化があるらしいので、
発祥はもっと古いのかもしれない。

子どものころはお米と甘い豆の取り合わせが嫌いだった。
甘納豆をほじくって皿に寄せて、赤いご飯だけを食べていた。

それでも、上京して(いわゆる普通の)赤飯を食べたとき、
甘みが無いので物足りなく感じたのだから、
慣れ親しんだ食文化・食生活の影響は大きいものだ。

ちなみに、ぼたもち(おはぎ)も
あんこを丁寧に箸でこそぎ落として、お米部分だけ食べていたな。

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プロフィール

高山潤
函館市および道南圏(渡島・檜山)を拠点に活動するフリーランスのライター、編集者、版元、TVディレクター、奥尻島旅人。元C型肝炎患者(抗ウィルス治療でウィルス再燃、インターフェロン・リバビリン併用療法でウィルス消滅で寛解)、2型糖尿病患者(慢性高血糖症・DM・2009年6月より療養中)。酒豪。函館市(亀田地区)出身、第一次オイルショックの年に生まれる。父母はいわゆる団塊世代。取材活動のテーマは、民衆史(色川史学)を軸にした人・街・暮らしのルポルタージュ、地域の文化や歴史の再発見、身近な話題や出来事への驚きと感動。詳しくはWEBサイト「ものかき工房」にて。NCV「函館酒場寄港」案内人、NCV「函館図鑑」調査員(企画・構成・取材・出演・ナレーション)。


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