2016年12月16日(金) 入院8日目

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朝5時ちょいに起床。体重測定101.0kg。

まだ暖房が入っていないので寒い。

あっという間に丸1週間がたってしまった。

体重は減ったとは言え、体調に著しい変化はない。


昨夜、飲みに出かけるかみさんをメールで見送って、

23時前には就寝していたはず。

起きてメールをチェックするが、かみさんからのメールはなし。

無事に帰宅したものやら。


5時40分、スチームストーブがガキンガキンと音をたてて

ようやく暖房がついたようだ。

病室だけでも一晩中つけておけないものなんだろうか。

まだ寒かったので、いったん布団に入り直す。

7時に起き上がりカーテンを開けると、

いかにも真冬の雪(あのふわっとしたやつ)が静かに、

でも次々と降ってきていた。これは大雪になるかもよ。


同室のふたり(70代後半と80代半ば)がお葬式の話をしている。

自分が死んだときにどうするか、ということ。

「こればかりは仕方がない。

  ふんばってもどうしようもない。

      おまかせするしかないのさ。」という結論に。

そういう境地になれるのだとしたら幸せだ。


7時過ぎにかみさんからメール。

飲み過ぎたが無事に帰宅はしていたようだ。


朝食のお時間。



米             195g(25%残す) 3単位:240kcal

味噌汁(ニラ)       1杯 0.5単位:40kcal

里芋の煮物         1皿 1単位:80kcal

ボイルウインナー      1皿 0.5単位:40kcal

大根と人参の甘酢和え    1皿(野菜はカロリー計算せず)

牛乳            180ml(飲まずに保管)

【5単位:400kcal 7時50分】


ウインナーを1本だけ食べる習慣はない。

俺的食生活では病院食以外では考えられないことだ。

ウインナーとソーセージの違いでも書こうと思ったが、

それは各自でお調べいただくとして。


9時、血圧測定121/75。いいじゃない。


その10分後には予定通り外出。

正面玄関前でタクシーに乗り込む。ここは函館交通が出入り業者のようだ。

自宅まで950円。


10cmほど雪が積もっていたので、さっそく自宅前を雪かき。

かみさんは外出中。

郵便物・荷物を整理。たまっていたiPhoneのアプリのアップデート。

午前中は自宅で原稿を書く予定だったのだが、

1週間ぶりにある自分の寝床の魅力に抗せず布団にもぐり込む。

1時半ほど惰眠。あわてて起きて午後からの取材準備。


昼食は用意してもらっていたものを。



おにぎり(鮭)       100g 2単位:160kcal

カボチャのマッシュ     1口 0.5単位:40kcal

野菜(トマト・オクラなど) 1盛(野菜はカロリー計算せず)

【2.5単位:200kcal 12時20分】


大きな弁当箱を開けると、小さなおにぎりが入っていた。

野菜には醤油をかけて食す。もちろん減塩。うまい。

病院の食事に添付されてくる減塩醤油はびっくりするくらいまずい。

醤油なり塩なりダシなり、基本的な味を決めるものは

すこし質の良いものを選んで使うべきだと思う。


先ほどの雪かきから3時間ほどで、また同じくらいの積雪あり。

クルマの雪おろしなどもやっているうちに、約束の時間が迫ってしまう。

視界もきかない猛吹雪のなか、北斗市の取材先へ移動。

座談会の立ち会い記録ということで、

そこから3時間ほどパソコンに会話内容を打ち込み続ける。

専門用語が多くて予習してきた語彙では追いつかないが、

話を追いかけているうちに、少しずつ見えてきた。


4時間後に帰宅すると、また同じくらいの積雪。

本日3回目の雪かき。


いつも自宅への配車をお願いしている●●タクシーに電話。

15分ほどでお待ちください、とのこと。

この雪のなか、しかも夕方のタイミングとしては早い。

実際は12分で来車。

タクシーの運転手さんが、

このクルマ(コンフォート)は新車なんですと自慢する。

横滑り防止装置もあり、ABSも高機能で静か、エンジンも力強い、と。

そう言って自慢げに急発進をして急ブレーキを踏んで、

まるでガキのようにはしゃいでいるのがおもしろかった。

その後、お決まりの行政批判をしだしたので、

適当にあいずちをうちながら「ポケモンGO」を起動した。

1030円で病院に到着。


すぐに夕食の時間。



米             195g 4単位:320kcal

水炊き風          1皿 1.5単位:120kcal

味噌汁(タマネギと芋)   1杯 1単位:80kcal

おひたし(小松菜)     1皿(野菜はカロリー計算せず)

【6.5単位:520kcal 17時55分】


「水炊き風」という料理は食べてみてなるほどと感心。

ポン酢で味付けされていて、

水炊きを呑水(とんすい)に取り分けたような感じではあった。

いつもなら、この量を10回くらいおかわりするわけだ。

鶏肉は胸の部位で、皮や脂はすっきりさっぱり取り除かれていた。

タマネギとジャガイモの味噌汁がうれしい。

これにタマゴをといて入れれば贅沢かつ最高のひと椀になる。

田舎くさいけれど、これが俺の食のルーツである。


雪かきと取材仕事で疲れたので今日はここまで。

消灯までネットで旅行情報などを調べていた。

入院してからイタリア語かたこと会話の勉強をサボっている。

忘れてしまわないうちに復習せねば。

「メニューをください」「ワインを追加して」「お会計をお願いします」

これしか憶えていないけれど。


 

 このテキストについてきたCDを、クルマで移動する際にずっと聴いていた。
 最初に憶えようとしたのは「Vorrei un vino rosso in bottiglia.」だ。

【本日の食事量総計】

14単位:1120kcal(設定値:21単位1680kcal)

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プロフィール

高山潤
函館市および道南圏(渡島・檜山)を拠点に活動するフリーランスのライター、編集者、版元、TVディレクター、奥尻島旅人。元C型肝炎患者(抗ウィルス治療でウィルス再燃、インターフェロン・リバビリン併用療法でウィルス消滅で寛解)、2型糖尿病患者(慢性高血糖症・DM・2009年6月より療養中)。酒豪。函館市(亀田地区)出身、第一次オイルショックの年に生まれる。父母はいわゆる団塊世代。取材活動のテーマは、民衆史(色川史学)を軸にした人・街・暮らしのルポルタージュ、地域の文化や歴史の再発見、身近な話題や出来事への驚きと感動。詳しくはWEBサイト「ものかき工房」にて。NCV「函館酒場寄港」案内人、NCV「函館図鑑」調査員(企画・構成・取材・出演・ナレーション)。


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