05 食べすぎ・飲みすぎの最近のブログ記事

春ですし。
昨年も書きましたが、やっぱり報告をしておきます。
キトピロ(ギョウジャニンニク・アイヌネギ)を食べました。
初物は先月末に奥尻島に行った際にいただいたもの。
奥尻産(島人はキトビロと発音)は、あの特有のニオイがあんまりしない。
で、今回紹介するのは、こちら。

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◆戸井(函館)産でございます。
 毎年、グラフィックデザイナーのTさんが「脚をつりながら」採集してくる。
 ありがたい。

カミさんの小樽暮らしも3年目に入った。
彼女はすっかり小樽人だ。もう、僕は泣かない。
なんて言っていたら、いつの間にか函館でお世話になっていた人たちが、
転勤で小樽に集まっていたりして。
そんなわけで、今回は小樽勤務Kさんの案内で飲酒をしてきたレポートを。

まずは午後7時に「おでん 焼鳥 らく天」で待ち合わせ。
妻の部屋からタクシーで出かけたのだが、
運転手さんに「らく天までお願いします」といったら、
「デイゲームじゃないかなぁ。どっち勝ったのかね」って言われたりして。
ということで到着。

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◆アワビと大根の煮物。繊細なダシが生きた上品な味。

自宅から歩いて10分くらいのところに、
ラッキーピエロ北大前店がある。

いつもはカレーを食べる。もちろん大盛りで注文する。
たまにカミさんが帰函すると、
かならずラッピ(略称)に連れて行けと言われる。

で、彼女はなにを食べるかというと、
かならずコイツを注文する。

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◆とにかく大きい「ふとっちょバーガー」。
 大きな鐘の音とともに登場する。油断できない。

夫婦ともに実家は函館市内にある。
たまに実家から電話が入ると、
多くの場合は季節の「晩ご飯」をおすわけしてあげる、という連絡だ。
例えば、法要の季節には粒あんとこしあんのオハギがそろう。
お正月には、それぞれの家のくじら汁や飯寿しが食べられる。
で、この時季はカミさんの実家から、かならず「ごっこ汁」が届く。

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◆カミさんの母親は函館と東部海岸をつなぐ亀尾地区出身。
 下海岸(函館東部)の食文化圏で、ごっこ汁などは代表的な郷土料理。

子どものころ、日曜日の昼食は「いもの塩煮」だった。
大鍋のふたを開けると、もありと上がる湯気。
うまそうに粉を吹いたジャガイモを箸でつかみとる。
崩してしまったら負けだ(と自分の心のなかで決めている)。
小皿にとって、バター、マヨネーズ、もしくは塩辛を乗せる。
はふはふと食べると、ジャガイモは口の中でほつれていく。
たまに、口の上(口内の裏上?)をやけどする。
おいしくておいしくて、
次々とジャガイモを飲み込むように食べていく。
かならず喉が詰まって、
そいつを冷たい牛乳で流し込むのが快感だった。

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◆できたて。

子どものころ、日曜日の昼食は「いもの塩煮」だった。
大鍋のふたを開けると、もありと上がる湯気。
うまそうに粉を吹いたジャガイモを箸でつかみとる。
崩してしまったら負けだ(と自分の心のなかで決めている)。
小皿にとって、バター、マヨネーズ、もしくは塩辛を乗せる。
はふはふと食べると、ジャガイモは口の中でほつれていく。
たまに、口の上(口内の裏上?)をやけどする。
おいしくておいしくて、
次々とジャガイモを飲み込むように食べていく。
かならず喉が詰まって、
そいつを冷たい牛乳で流し込むのが快感だった。

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◆できたて。

正月も終わった。
そろそろ冷蔵庫の飯ずしを食べ切らなくてはいけない。
毎年、年末になると各所から飯ずしをいただく。
今年は「サケの飯ずし」「サバの飯ずし」「カジカの飯ずし」を味わった。

飯ずしは大切な郷土料理であり、冬の「ごちそう」でもある。
サケ・ホッケ・ニシン・ハタハタ・カジカ・カレイなどでつくる。

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◆妻の実家からもらった鮭の飯ずし。

正月も終わった。
そろそろ冷蔵庫の飯ずしを食べ切らなくてはいけない。
毎年、年末になると各所から飯ずしをいただく。
今年は「サケの飯ずし」「サバの飯ずし」「カジカの飯ずし」を味わった。

飯ずしは大切な郷土料理であり、冬の「ごちそう」でもある。
サケ・ホッケ・ニシン・ハタハタ・カジカ・カレイなどでつくる。

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◆妻の実家からもらった鮭の飯ずし。

大晦日は夫婦双方の実家を巡って年越しをする。
午後7時、まずは僕の実家へ。末の弟が札幌から帰函していた。
ふだんは両親二人暮らしの実家。
お寿司、タラバガニ、鶏肉(名古屋コーチン)、ポテトサラダ、いくら醤油漬け、くじらベーコン、スモークサーモンなど。
とくに年末らしくもないメニューで、ビールをぐいぐい飲む。
毎年恒例のお年玉くじ引きを開催。
母に五千円、父に二十円(最終的に五千円追加)、弟に四千円。

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◆くじら汁(高山家):父の実家が松前町(館浜)ということで、幼いころから正月の定番料理。母は年末にならないとレシピを思い出せないと言っていた。

6月初めに解禁された道南沖のスルメイカ(真イカ)漁。
初セリで見たイカは、こまい(=小さい)ものばかりだった。
あれからおよそ2カ月。
しっかりと身の厚みを増して、魚体も大きくなったイカに出逢えた。
【取材日:7月27日】

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◆イカ釣り漁船に備え付けられている生け簀(す)から、
 キューキューと鳴くイカをタモですくいあげる。(5時9分)

プロフィール

高山潤
函館市および道南圏(渡島・檜山)を拠点に活動するフリーランスのライター、編集者、版元、TVディレクター、奥尻島旅人。元C型肝炎患者(抗ウィルス治療でウィルス再燃、インターフェロン・リバビリン併用療法でウィルス消滅で寛解)、2型糖尿病患者(慢性高血糖症・DM・2009年6月より療養中)。酒豪。函館市(亀田地区)出身、第一次オイルショックの年に生まれる。父母はいわゆる団塊世代。取材活動のテーマは、民衆史(色川史学)を軸にした人・街・暮らしのルポルタージュ、地域の文化や歴史の再発見、身近な話題や出来事への驚きと感動。詳しくはWEBサイト「ものかき工房」にて。NCV「函館酒場寄港」案内人、NCV「函館図鑑」調査員(企画・構成・取材・出演・ナレーション)。


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