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奥尻島の観光シーズンが始まります。
5月1日の「奥尻しまびらき」は、その幕開けを宣言するおまつりです。
そして、この日に島へ訪れていただいた皆さんに、
感謝の気持ちを心づくし物づくしで伝えるおまつりです。

昨年、僕は函館出身のプロラグビー選手・笠原雄太くんに出会いました。
奥尻島は出会いの島です。
おまつりは、そのきっかけを提供してくれます。
連休のご予定が決まっていない人は、どうぞこぞって奥尻島へ。

奥尻しまびらき2009の詳細(公式情報)

◆昨年の記事 前編 後編
◆一昨年の記事 前編 後編

当日の服装は、昨年の写真を参考にしてください。
昨年は曇天でかなり肌寒かったですね。

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◆ふるまい三平汁。無料です。湯気までうまいです。写真左は石岡民宿のかあさん。

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◆おいしい顔を披露していただきました。

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◆島の観光大使・マダム石井さんの司会で、会場に笑みが絶えない。

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◆KAZUMIさんのライブで盛り上がる。このあと、思わぬ幸運が↓

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◆抽選会で豪華景品(ほんとに豪華なのだ)をせしめた三人組。参加無料。

そうだ。忘れるとこだった。

今年も「たこやまを探せ」を勝手に開催。
しまびらき会場にて「たこやまさんですよね」と声をかえていただいた人に、
島の味覚をプレゼントすることにします。財布の関係で途中終了あり。

では、春の奥尻島で出会えることを楽しみにしています。
4月16日(木)
この前の日記で書き忘れていたこと。
水曜日の夕方、とつぜん見知らぬ人が仕事場の暖簾をかきわけた。
「サインいただけませんか」「へ?」
俺の驚きの声は隣のフロアまで響いたらしい。
困惑しながら、4年くらい前の「いるか通信」の表紙にサイン、というか楷書で署名。
あとで、気の利いたことを書いときゃ良かったと思う。というか、サインってなんだ。
さて、この日の日記。
午後から港町のエネオスで洗車。手洗い洗車を頼んだら、
店のおばちゃんが軽四だから500円割引しといたよ、とサービスしてくれた。
夕方、星野さんと口汚く大げんか。ほどほどの距離感が大切だ。

4月17日(金)
朝8時に厚沢部へ向けて出発。

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◆うずらダム(厚沢部町)

暖かい。稜線も木々の芽吹きで、ほんのり丸みを帯びているように感じる。
9時ちょい過ぎに厚沢部小学校。福士校長先生を訪ねる。
この間まで奥尻の宮津小学校(ブーニン寄贈のピアノがある学校)の校長先生だった。
先月の道新に載った「特別支援教育」のレポート記事の取材でもお世話になった。
いつも話が盛り上がって長時間になる。
宮津小学校のときは、児童みんなが校長室に下校の挨拶に来る光景が朗らかだった。
この日は、厚沢部町の森を使って、
子どもたちに自然の楽しさを伝える取り組みをしている
加藤一彦さん(土橋たのしい科学研究室室長・もりもり倶楽部代表)を紹介していただく。
さらに、この小学校の事務職員で、江差町文化財調査委員・ 江差町郷土資料館友の会代表理事さらに江差餅つき囃子保存会事務局長(北海道無形民俗文化財)をつとめる夏原茂樹さんともお話をする。
自然とか文化とか歴史とか教育とか街づくりとか、
1時間半ほどいろんな話題で盛り上がる。いくつか焚きつけてくる。

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帰り道、大野の田山さんの田んぼが見下ろせる橋の上から、
大野川とその河辺のネコヤナギを撮影。花がきらきらして春を実感する。
14時、事務所に戻る。移動中に食べた菓子パンで胃もたれ。
18時過ぎに帰宅。先日、一森さんに届けてもらった「函館酒場寄港」のDVDを見る。
19時前に一森さんに迎えに来てもらう。

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亀田町「民謡酒場 悦子」へ。今夜は2回目の収録だ。今回は初めてのお店。
内容は来月放送分を見ていただくとして、
感想をひとつ書いておけば「民謡はなくならない。」と強く思った。

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◆悦子さん。

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◆札幌から来ていたご夫婦。初めて人前で唄う奥さんを応援する夫。

唄う人たちみんなが楽しんでいるから、聴いているこちらも楽しくなる。
ちなみに、このお店は「民謡を聴く酒場」ではない。
基本は「民謡を歌いにくる酒場」である。
だから、間違っても「唄えよ」などと強要してはいけない。
この夜は10人ほどのお客が次々と来て、かなり楽しませてもらった。

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どんな映像が撮れているか楽しみ。
収録中、生ビールを10杯以上飲んだ。それほど酔った感じもせず。
それでも家に帰ったらバタンキューだったから、体は酔っていたようだ。
それなりに仕事のスイッチが入っていたということいか。心地よい緊張感だった。
4月13日(月)
朝起きたとき、今日が何曜日なのか良くわからなかった。
9時前に事務所。
11時すぎ、重大な決断をする。
このままでは、明日朝イチのデータ入稿には、ぜったい間に合わない。
ということで、納期の遅れを相談。
あと3日の作り込みが良い結果を生むはず。それは確信している。
「本当に申し訳ありません。納期を遅らせてください。
 納得のいくものにしたいので。なんとか、すんません。」
と、強引に押し切る。本当にごめんなさい。良い本にします。
2日の余裕ができたので、各ページに次々と修正を入れていく。
文章や写真をどんどん追加したり差し替えていく。
見えてきた。 いまさら? いつものことか。
21時半すぎ、デザインのアップ待ちになったので、お隣の仙石くんと飲酒することに。
松風町の大門横丁「地鶏の店 けいちゃん」。
仙石くんとアニメな話をしつつ、隣の常連客とも適度にからむ。
話を聴けば、トラックの運転手で「青函フェリー」の顧客でもあった。
鶏肉好きなので、どのメニューにも満足。ビールを3杯と梅酒2杯。
店主のサービスでキトピロの天ぷら。うまし。
同じく大門横丁「Bar かなざわ」。ラフロイグ2杯。
隣のおばちゃんとパイナップルの話をする。
どこかで見たことある顔だなと思えば、
大門横丁の大家さん「はこだてティーエムオー」の渡辺良三さんだった。
以前、なにかで取材をしたんだけど忘れた。改めて名刺をもらう。
誰かのワインを横取りするような単なる酔っぱらいだったが、
駅前の話や大門横丁の話を少しだけ。もっと話したかったけど、
なにやら電話で呼び出されていなくなった。
横丁を出て柳小路まで歩いて「杉の子」に。
カウンターに良い感じに乱暴狼藉な酔客がいて楽しい。
眠そうな仙石くんと怪談話。
ラムハイ2杯だけ。ごめんね成田くん。あんまり儲からん客だ。
もういっぺん大門横丁に戻って「新函館らーめん 龍鳳」で黄金塩ラーメン。
キング代行。さいきんは、だいたいみんな家の場所を覚えている人だな。

4月14日(火)
6時ころ起床。事務所。
あがってきたデザインを微調整。すき間を見つけてはキャプを書き加える。
いくつか写真を差し替え。和也さんに電話をすると、声がだいぶ疲れ気味だ。
あと、もうひとふんばり。申し訳ないが、どうかお付き合いを。
昼、星野さんと千代台町「函館市青年センター」のロビーで昼食。
近くのハセガワストアで購入した弁当。半額だったので2つ買う。
レジの兄さんが箸を入れ忘れる。ばかめ。
青年センターの事務所から割り箸をもらう。よかった勤労青年で。
事務所に戻って、引き続き最後に向けた本づくり作業。
27時ころ帰宅。
そう言えば、昨日からNCVで「函館酒場寄港」の放映が始まったはずだけど、
とくに誰からも何も言われず。
番組を見て弁天町「波止場」に行ってみくなった人は、遠慮無く僕に連絡ください。

4月15日(水)
8時に事務所。
表紙以外の前ページがそろった。けど、冒頭の写真メインの4ページを少しいじる。
7割くらいは俺の写真になったな。
10時半、函館大妻高校の食物健康科棟へ。

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◆手前が一期生。向こうが二期生。

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◆君は1年たっても顔を隠すなぁ。

函館新聞の記者に、「さいきん良く会いますね」と言われる。
そうだなぁ。青函フェリーと大妻高校で見かけるもんなぁ。
彼女はきっと、その理由はわからないんだろうなぁ。
13時半、七重浜の「みちのく銀行」。
港町「みなと食堂」でチキンカツ(700円+ごはん大盛り50円+肉大盛り100円)。
事務所に戻って下版に向けた作業。
若松町「スマイルホテル」に届け物。
21時、全ページの責了をもらう。
22時ころ、和也さんの事務所へ。
最終の文字修正をして校了。下版データを作成。おつかれちゃーん。
おかげさまで、かなり良いものができた。もらった3日が大きかった。
ということは、たった3日だけ早く仕事に着手すればよかったわけだ。
それができなくて、俺は泣かず飛ばずなんだな。
帰り鍛治町のマックでドライブスルー。
たまに食べるフライドポテトは、なぜあんなにおいしく感じるのか。
酒も飲んでいないので、布団に入ったとたん眠ってしまったようだ。


4月9日(木)
忘れた。とにかく原稿を書いていたはずだ。

4月10日(金)
無精髭が邪魔だ。5ミリを越えると、ウニのトゲのように伸びる。
お昼。お隣の3人と一緒に。五稜郭町「高橋」(本当は「はしご高」)。
移動中、仙石くんから電話があって、FMいるかに奥尻の満島さんが出演してる、と。
ほんとだ。皆方さんと絡んでいる。満島さんは、ラジオやテレビでコメントするとき、
妙に堅くなるんだよなぁ。周りの人が満島さんをちゃかす声が電波にのっていた。
今日から空港で「春の奥尻島フェア」をやってる。
店すいている。以前、かき揚げで失敗したので、うなぎランチ(1000円)にする。
限定10食となっていたので大丈夫と聞いたら、
「この3人でおしまいにします」と。じゃっかん適当。
うなぎは脂肪肝患者の大敵なのだが、数年ぶりに食べてしまった。
片原さんが懸命にうなぎの皮を剥がして食べていた。
そこを食べなくてどうすんだよ、餃子の皮を外して食ってるようなもんだ、
と指摘。かなり驚いていた。
ご家族みんなで、うなぎの皮は食べなかったらしい。
14時、空港貨物。奥尻からの託送荷物を受け取る。
フェアを覗いて、早く帰って原稿を書かなくちゃと、クルマに向かいかけると、
おいおいと声がかかる。奥尻のちゃぼさんだ。
航空便で、本日デビューの奥尻ワインを運んできたようだ。
クルマに積み替えようとしていたのだが、入りきらないらしい。
こちらのクルマにも乗せて、隣の空港ビルに移動。
満島さんがいたので、ちょいと立ち話で打ち合わせ。
それじゃってことで、ワインとかホッケとかタコとかサクラマスとか購入。
叔父さんの会社の商品は厚めに購入。
精算して売り場に戻ると、満島さんがワインのコメントお願い、と言ってくる。
にじりよるテレビカメラ。ということでコメント。あっ、伸びすぎた無精髭がイヤだなぁ。
「ずっと楽しみにしてきた。でも、ワインというとヨーロッパ。北海道で、しかも離島で、
 おいしいワインができるんだろうか、という潜入感もあったのはたしか。
 でも。意外にも、充分おいしいでき。うれしいです。」的なコメント。

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夕方の「どさんこワイド」で使われたらしい。
夜、みのやの奥さんからメールが来て知る。他に、誰からもツッコミなし。
空港の利用客が少ないのか、なんだか売店コーナー全体が閑散としていて、
島の人たちもノリが悪い。むずむずする。
原稿も遅れついでだ。ちょっとだけなら、いいか。
はっぴを借りて売り子をすることにする。とりあえず覇気がないので、
真ん中にたって大声でがなる。いつものやつだ。
途中、以前インタビューした女性(空港ビルで働いている)が通りがかって、
気が付かずに試食してってよと声をかけたら、
あちらはすぐに気が付いたようで「こんなところで働いてるんですか」と勘違いされる。
あとで、あああ、あの人か。たぶん大妻高校の卒業生のはず。
どうしよう。ものかきで食えなくてバイトしてると思われたかも。
ま、いいか。それぐらい、本気の売り子だったというわけだ。
声をかけて、その人が試食して買ってくれると、快感なんだよなぁ。

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15時半、さすがに満島さんが心配して「もうバトンタッチするから」と。
そうだった。和也さんにデータを届けなくちゃ。さっき買った冷凍品も解けちゃってるよ。
16時、和也さんの事務所。データを渡す。
16時半、事務所。お隣に島の海産物をおすそわけ。
でも、20時前にNCVの一森さんが来る。
先週撮影した「函館酒場寄港」のナレーション入れをするため。
あらあらに編集したものを見る。
なんだよ、俺はほんとうに飲んでばっかりだな。
原稿をつくっていなかったので、その場で頭の中で言いたいことをざっくり考えて、
あとは緊張感が言葉を整理してくれるのに期待。2時間くらいで終了。
月曜日(13日)の14時からオンエアで、かなりリピートされるらしい。
これで、もう、本屋でエロ本は買えないな。自意識過剰か。
徹夜で仕事。

4月11日(土)
徹夜明け。そのまま仕事。

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◆ネマガリダケ(いわゆる北海道のタケノコ、チシマザサのこと)で編んだカゴに
 キトピロを入れてみた。このカゴは奥尻の三上さんがつくったもの。
 ちなみに、奥尻島のはあんまり臭くない。

夕方、敦賀さんがアイヌネギ(行者にんにく・キトピロ・ヒトビロなど呼称はいろいろ)を
持ってきてくれる。秘密の場所なのだが、今年はすごい人出だったらしい。
太くて良いものばかり。感謝。
この日も、このまま夜業。4時すぎに帰宅。ふとんに倒れ込む前に、亀のご飯をやる。

4月12日(日)
9時、事務所。原稿書き。腰が痛い。
買い出しが面倒で、このあいだ空港のフェアで買ってきたサクラマスの素干しを食べる。

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◆奥尻「さとう食材」謹製。
 むしゃむしゃ食べながら仕事してたら、あっというまに半身なくなった。

25時、日記を書いていなかったので、仕事をなげうって書き始める。
26時、読み直さずにアップロード。なんだか長くなった。
4月8日(水)
奥尻の満島さんの息子さんが骨折。急遽、飛行機で函館に。
そうか。離島では、大きなケガや病気をすると、海を越えなくちゃいけないんだ。
いまさらながら、島の不便さを思う。医師不足も深刻だという。
そういや、奥尻で働いているイトコの明夫ちゃんも、
心臓の発作かなんかでヘリコプターで函病まで救急搬送されたっけ。
あれやこれやで奥尻の仕事が大混乱。
もっと早い段取りをしてたら、いろんな人を巻き込まずに済んだろうから、
やっぱり自分の仕事の進め方を反省する。着手が遅いんだよなぁ。

午後、とある電話で、大人げなくケンカしかける。
ご意見は真摯に承ろうと思っている。でも、理不尽なモノイイは許せない。
おしつけられる、なめられる、そんな雰囲気には敏感に反応してしまう。
社会的立場だとか、背後関係だとか、やらせてやるとか、
そういうクダラナイことを掲げられると、憤りと諦めがいちどきにおそってくる。
仕事の話をしようよ。良いものをつくるために悩もうよ。そのためにぶつかろうぜ。
それぞれの能力をぶつけあって、せめぎあって、
そしてお互いに尊敬しあいたいんだけど。
電話相手の言葉を聞いていて、反射的に嫌悪感が自制心を飛び越え、
反論の言葉はどんどん慇懃に丁寧に饒舌に、
そして込み上げてくる怒りを抑えるために呼吸が深くなっていく。
と同時に、だんだんと、このままでは言い過ぎだな、との判断もできてくる。
世話になった人たちの顔が思い浮かぶ。
落としどころを探す。
電話の相手も、地雷を踏んだか、と感じたはずだ。
このくらいだろう。引き際だ。なんとなく丸くおさめて、仕事の話に戻す。
破綻しなくて良かった。

21時過ぎ、港町のアークスで晩ご飯をお買い物。
半額ワゴンセールで髭剃りが売っていたので購入。
したのが失敗。レジでお金が足りずに返品。恥ずかしい。
帰宅して、勢いよく皿洗い。洗い始めると楽しくなる。
「水曜どうでしょう」を見ながらビールを飲む。
明日は早く起きて仕事しよう。
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プロフィール

高山潤
函館市および道南圏(渡島・檜山)を拠点に活動するフリーランスのライター、編集者、版元、TVディレクター、奥尻島旅人。元C型肝炎患者(抗ウィルス治療でウィルス再燃、インターフェロン・リバビリン併用療法でウィルス消滅で寛解)、2型糖尿病患者(慢性高血糖症・DM・2009年6月より療養中)。酒豪。函館市(亀田地区)出身、第一次オイルショックの年に生まれる。父母はいわゆる団塊世代。取材活動のテーマは、民衆史(色川史学)を軸にした人・街・暮らしのルポルタージュ、地域の文化や歴史の再発見、身近な話題や出来事への驚きと感動。詳しくはWEBサイト「ものかき工房」にて。NCV「函館酒場寄港」案内人、NCV「函館図鑑」調査員(企画・構成・取材・出演・ナレーション)。


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