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3月31日(火)
8時半に事務所。
9時、函館北ふ頭へ。

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本日は北日本海運株式会社・青函フェリー「あさかぜ21」の竣工披露式。
父が太鼓腹を凹ませて完成させた船なので、ある種の感慨を得ながら式典の撮影をした。

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◆父。みんなにスーツをめくられて、腹をさすられてた。

お祝いの花やら酒やらビールやらが並ぶ。しまった。そう言えば、すっかり忘れてたなぁ。
船橋(ブリッジ)で安全祈願祭、その後、車両甲板で披露式典。
料理は五島軒だった。終わったあとに、3口だけ食べる。
12時、ちゃっかり記念品をもらって帰る。
ちなみに、記念品の中身は、「函館育ちふっくりんこ」と「ふっくりんこ純米酒」。

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なかば強引に企画を持ち込み、JA新はこだて田山さんの協力を得て実現させたもの。
  ※記念品は「ハコダテ150」でも紹介されていた。コチラ
ラベルの写真は今年1月に石巻市のドックでおこなわれた進水命名式で撮影してきたもの。
デザイナーの敦賀さんが、ウルトラ怪獣みたいだって言ってた。たしかに。
そう言えば、式典の中で、
青函フェリーを共同運航する共栄運輸株式会社・兵頭社長による乾杯の挨拶で、
函館開港150周年の年に、青函航路に新造船が就航したのは喜ばしいこと」と言及してた。
素晴らしい。ありがたい。そういや、どこかのフェリーと違って、とくに市長などは来なかったな。

16時すぎ、和也さんの事務所。
なぜか寿司5カンをご馳走になる。うまかった。
田家町のみちのく銀行で現金引き出し。
サッポロドラッグストアで、箱ティッシュと牛乳とカップラー。
事務所に戻って、19時くらいから星野さんと海岸町「道頓堀」で飲酒。
漬け物、キムチ、網焼きセット、生ラム、野菜盛り合わせ、芋焼酎、お好み焼きミックス。
おかみさんのオマケで、きんきのあらと黒豆の煮たやつ。
黒豆は優しい味でとくにおいしかった。
星野さんから、アル北の川上さんが結婚・出産だと聞いた。
おめでたいことだ。
23時、河岸を変えてお向かいの「よしの」(万代町)へ。
熱燗を飲んでいたんだけど、
メニューにあった「自家製カルピスサワー」の誘惑に耐えきれず注文。
自家製って、自家製カルピスって、どんなんですか?
と、聞いたらニヤリと笑って、自家製なんです、と言われた。
むがー、ばかな妄想をしてしまう。
味はミルキー。乳酸菌は感じなかったかな。
0時前、代行車を呼ぶ。いつものキング。
精算のとき、500円引きになりますから1700円です、と。
あらびっくり。なんで? と聞くと、
「よしの」で代行車の割引チケットを渡しているとのこと。
ちびっとしか飲んでいないのに、なんだか申し訳なくありがたい。
初会のサービスを得て、裏を返さないのは粋じゃない。
近々再訪しよう。
カップうどんを食べて就寝。
3月30日(月)
10時、カメラマンの及川さんに電話。
11時に北ふ頭。
北日本海運の高橋さんの案内で、青函フェリー「あさかぜ21」の船内を見学
というか、パンフレット用の撮影だけど。
13時、ふたたび北ふ頭。函館大妻高校福祉科の先生が、
「あさかぜ21」のバリアフリー設備を見学。
来月3日に第2回移動介助講習会があるので。
14時、五稜郭「函太郎」で星野さんと待ち合わせ。回転寿し。
まぁ、カキ軍艦巻きがうまかったかな。
店を出て星野さんとは別れて、東山墓園線を北上する。
ラブホの看板をチェック。休憩半額とか、サービスタイム2200円とか。
安くなったなぁ。とか独り言をしているうちに、第1・東山墓園に。
今日は母方の祖母の命日なのだ。

一緒に暮らしていて、中2の春休みに急死した。
老人会の帰りに神山の見知らぬお宅のトイレで倒れていた。
夕方、電話があって、母が「かあさんが倒れたって」と取り乱してたっけ。
その家に行くと、ばあさんはトイレの床に寝そべっていた。
急に具合が悪くなってトイレを借りたらしい。
意識はあるものの、クルマに乗せて病院へ連れて行くレベルじゃない。
119番。はじめて救急車に乗った。
神山からはもっとも遠い市立函館病院(当時は弥生町基坂横にあった)へ向かう。
いま思えば、脳梗塞とか脳溢血とかって、
秒単位の処置を急ぐ病気だったんだよなぁ。
18時くらいから救急救命。40分くらいして病室へ移動。
医者に「ひどい糖尿病ですよ」と言われてたな。
病棟が複雑で、暗くて、いやな病院だなって感じたっけ。
当時、フェリーの機関長だった父に電話。
いったん家に帰って着替えやら保険証をもって来なくちゃね、
と母が今後の対応を整理しているうちに、
なんだか心電図の様子がおかしくなっていた。
ナースコール。心臓マッサージ。
母はかすれ声でかあさんかあさんと叫んでいた。
俺はよくわからないまま、ばあさんの足を触りながら、
死んだら冷たくなるんだろうか、お葬式になったら塾の春講習にいけないなとか、
そんなことを考えていた。
医者が看護師に聞く。「19時9分です」。
ばあさんはあっさり死んだ。母と祖母はよくよくケンカする親子だった。
ってなことを、毎年思い出す。
たしか大正10年くらいの生まれで、69歳で亡くなったはずだ。
不信心で仏壇にも墓にも手を合わせない俺だが、
なぜか戒名はきっちり覚えている。光妙誉蓮楽邦大姉。
翌日の朝早く、本通の実家から父親と一緒に、
ばあさんの倒れた家まで歩いた。クルマをおきっぱなしだったからだ。
雪はもうとけて、それほど寒くもなく、空気は春の香りだった。
「いつもと同じだ」「ああ」

そう言えば、ばあさんは重度の糖尿病だったくせに、
よくよく大福とかニヤニヤしながら食べていたような気がする。
どうせ早死にするなら、もっともっと甘いものを食べればよかったのに。
16時、事務所に戻る。
じみじみとお仕事。
22時半、仙石くんと湯の川「一文字」で夜食。
この世の老害の話などをする。大人の対応って大切だ。
ローソンでビールを買って帰宅。
体が冷えていたので入浴。ビール。すぐに就寝。
3月29日(日)
猛烈に鼻が痛い。じゃっかん腫れている。
せっかく鼻水がおさまりだしたのに。
11時くらいに事務所。うん。ストーブをつけなくても耐えられる。
16時すぎに事務所を出る。亀田港町の魚長が閉じて、やっぱり不便。
同じ町内の100円魚長でお買い物。
ニラ、えのき、豚ハツ、もやし、牛乳など。
帰宅。F1オーストラリアGPを中盤戦から見る。
4月からCS放送のチャンネルが変わって、
新たな負担をしなければF1生中継が見られなくなる。
迷ったが、サイクルロードレースのシーズンが始まれば、
どうせF1は再放送で見ることになるし。契約しないことにする。金ないし。
資料本を読みつつ、テレビはいつのまにかK-1に。
部屋を整理して掃除機をかける。
風呂を洗って、ニッセンのカタログを見ながら入浴。
鼻が痛いなぁと思いつつ、「シャカリキ!」を30ページくらい読むうちに就寝。
3月28日(土)
相変わらず鼻水が出る。ねばっこい。
ついでに鼻が痛い。鼻毛を抜きすぎて炎症をおこしたようだ。
毛を抜くのは趣味なので、どうしてもやめられない。
FMいるかの丸山くんの番組が最終回(ついでに退職)ということで、
11時から珍しく80.7MHzを聴く。彼もガラガラ声だ。
川柳を募集していたので投稿したのだが、どうやらボツだったようだ。
12時、函館空港へ。
奥尻島さとう食材から送ってもらった荷物を受け取るため。
空港ビルとは別棟の建物前で待機。

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◆まだ鶴丸マークってあるんだなぁ。

12時55分に奥尻からの飛行機が到着。13時06分ころ荷物を受け取る。
13時半にホクレン相川さんと待ち合わせなので、ちょっと急ぎめの運転。
26分にFMいるか駐車場に到着。20分で着けるんだな。
そのまま、生放送中のスタジオを訪問。

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◆乱入の瞬間。このタイミングかよ、って顔の丸山くん。
◆ちょうどこの直前に、奥尻さとう食材からのファクシミリを読んでいた。

相川さんのお米(ふっくりんこ10kg/生協末広店で購入)と、
奥尻の海産物セットを押しつけて帰ってくる。

ちなみに、セット内容はこれ。
・いか三升漬け
・たこ行者ニンニク漬け
・たこ辛みそ漬け
・するめ塩辛
・いかゴロ醤油漬け
・ほっけの子
・粒うに
・あわびとマスのチャンチャン焼き
・青柳貝

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マイクを振られたが、(風邪でぼーっとしてたので!)気の利いたことが言えず。
丸山くんの選んだ道は、すこしも間違っていないから、
自分を信じて、ついでに自分を可愛がって、そして同じくらい周囲に感謝して、
その道を進め。と伝えたかったけど、あうあう言っているうちに終わった。
スタジオを出て、相川さんと別れた直後に、
JA新はこだて田山さんから電話。「いま、ラジオに出てたべさ」。

遅めの昼食を「たつみ本店」にて、ジャンボとり定食(1200円+ごはん大盛り100円)。
ここはたしか「ふっくりんこ」のはずだが、食べた感じでは確証にいたらず。
まぁ、風邪ひきの舌だからね。

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揚げたてを当然ながら熱々で、
どこからどうやって食べるかをプランニングするのが難しかった。
お店の人に「きれいに食べましたね」と褒められる。
さすがに食べ過ぎで、事務所に戻って2時間くらい仕事するも、
お腹がつかえて筆が鈍りまくる。
土曜夕方17時のお約束「アヴァンティ」にあわせて帰宅。
途中、やっぱり最近の週末のお約束になっている「週刊新潮」「週刊文春」を購入。
19時、風呂を洗う。お湯をはる。週刊誌を片手に入浴。
かるい頭痛。曲がったメガネが原因かも。
スカパー!「アニマックス」のアニソングランプリを見ながら就寝。

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3月27日(金)
奥尻のさとう食材に電話。
明日、FMいるかの丸山くんの番組が最終回なので、
番組中に荷物を届けられないか、という相談。
フェリー経由だと難しいので、飛行機に乗せることになる。
昼はお隣と一緒に出前。
宮前町「究」のミートソースハンバーグ定食(大ライス)とサラダ。
ふつうの味。味噌汁が手を抜き過ぎだったかな。
18時半、弁天町へ。
ツルハで「ウコンのちから」を購入。
19時前に例の店へ。先に飲み始める。
キトピロの天ぷらがうまい。
遅れて和也さんと佐藤さんが到着。
焼酎を次々と呑む。
ご近所の若者が訪れたので、少し話しかけてちょっかいを出す。
旧瀬棚町の出身。
甲田菓子店、「またせたな」、おばあちゃんの民宿の話をする。
11時くらいに店を移動。徒歩3分。例の米屋。
ずいぶんと混んでいた。
鼓笛隊の話で盛り上がる、のを聞いていた。
タクシーの代行で帰宅。
あんまり話しかけすぎたのか、思わず信号無視をしてた。
たぶん2時くらいに就寝。
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プロフィール

高山潤
函館市および道南圏(渡島・檜山)を拠点に活動するフリーランスのライター、編集者、版元、TVディレクター、奥尻島旅人。元C型肝炎患者(抗ウィルス治療でウィルス再燃、インターフェロン・リバビリン併用療法でウィルス消滅で寛解)、2型糖尿病患者(慢性高血糖症・DM・2009年6月より療養中)。酒豪。函館市(亀田地区)出身、第一次オイルショックの年に生まれる。父母はいわゆる団塊世代。取材活動のテーマは、民衆史(色川史学)を軸にした人・街・暮らしのルポルタージュ、地域の文化や歴史の再発見、身近な話題や出来事への驚きと感動。詳しくはWEBサイト「ものかき工房」にて。NCV「函館酒場寄港」案内人、NCV「函館図鑑」調査員(企画・構成・取材・出演・ナレーション)。


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