※一部訂正(9月7日)
(つづき)
イカ喰い道の探求
土地のものを食べる。これは旅の楽しみであり、その町を知る最良の手段でもあり、地元の人と接する大切な機会でもあります。ひとつ例をあげてみましょうか。
函館人にとってイカは珍しい食材ではありません。しかし、旅先ではその土地のイカを食べてみるべきだと思っています。
◆海藻おしばでつくったイカ。住吉漁港で採集したアナダルスという海藻をもちいている。ちなみにイカの足8本+触腕2本を忠実に再現。
※一部訂正(9月7日)
(つづき)
イカ喰い道の探求
土地のものを食べる。これは旅の楽しみであり、その町を知る最良の手段でもあり、地元の人と接する大切な機会でもあります。ひとつ例をあげてみましょうか。
函館人にとってイカは珍しい食材ではありません。しかし、旅先ではその土地のイカを食べてみるべきだと思っています。
◆海藻おしばでつくったイカ。住吉漁港で採集したアナダルスという海藻をもちいている。ちなみにイカの足8本+触腕2本を忠実に再現。
先日、道南(渡島・檜山)の秋観光を紹介する文章を書いたのですが、
依頼主のご意向をよく酌み取っていなかったようで、
最終的に掲載された文章は3人くらい書き手がいるような状態になってしまいました。
これはもう、プロとして恥ずかしいことではあるのですが、
いろんな事情というか背景もありますし。で、せっかく手を付けた文章なので、
ここで僕が「書きたかった」かたちで再掲載しようかと思います。
もともとは地元の人に読んでもらうために書いた記事です。
ちょっと、いや、けっこう加筆していますが。
※今回は文字だらけですがご了承ください。
8月31日。お祭から一夜明けて、港に別れのテープが舞う。
テープの送迎は、去りがたさと別れのときをあまりに明確に表現するから、
目にするたびになんだか涙がこみあげる。
◆テープを用意する石岡さん夫婦(島漁師・民宿いしおか)。
ぜんぜん関係ないが、この2日前にスイカをごちそうになった。石岡さんはイカ釣り漁師なのだが、今年の檜山沖日本海の真イカ漁は不調。いつも明るい石岡さんが、「このまんまじゃ、おれたち死んじゃうよ」とつぶやいた。切実である。日本海のイカよ、奥尻へ戻ってこい。
引き続き8月30日におこなわれた奥尻町「なべつる祭」の様子から。
すっかり取材に来ていることを忘れて、ビールを飲み続けること6時間。
奥尻港に接岸していた掃海艇からラッパの音が。
◆6時20分過ぎ。気が付けば夕暮れ。信号ラッパと呼ばれる楽器らしい。晩ご飯を知らせる曲だったのかな? 僕は相変わらずビールをラッパ飲み。
8月30日(土)、奥尻島の「なべつる祭」を楽しんできた。
島でおこなわれるお祭(5月:島開き、6月:賽の河原祭、7月:室津祭)の締めくくりだ。
◆黒毛和種「おくしり和牛」のステーキ(ロース300g 2500円)。7年越しの念願が叶って、ようやく口にできた。適度な歯ごたえ、丸みのある牛脂、思わず口からあふれそうになる肉汁。ふだん島では食べられない(奥尻湯ノ浜温泉ホテル緑館では要予約の追加料理として提供)。
お祭は朝の10時からスタート。
前日に島へ渡り準備万端。朝から晩まで会場でビールを飲んでいた。
おかげで日焼けしてオデコが痛い。
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